大観園讃歌 林黛玉

 宝玉の歳のはなれた姉、元春は、宮中で女官をつとめていましたが、突然、皇帝のおきさきになります。賈家では、里帰りする元春のために、贅をつくした大庭園を造営します。1月15日の里帰り当日、宝玉と姉妹たちは、元春貴妃の命令で、大観園をたたえる詩をつくることに…。ありあまる詩才のある林黛玉は、軽々と課題をこなして、貴妃を感心させます。

    すばらしい園 きずいた所は
    浮世ばなれの すがしさ
    山川の 景色を借りた
    新しい造形
    金谷きんこくの酒よ 玉堂の人よ
    さかんな宴の時
    さいわいをうけて あまたの み車
    この園 おとずれる