紅楼夢組曲 第2曲 宝玉と林黛玉

 両親を亡くして祖母のもとへ引き取られてきた病弱の美少女、林黛玉。彼女は、実は仙女の生まれ変わりです。そして、その仙女は、絳珠仙草という仙界の植物の化身なのです。
 一方、主人公の賈宝玉が生まれつき持っている五色の玉も、天上界から来たもの。宝玉が天上界で、絳珠仙草に注いでやった水の量だけ、林黛玉は、この世で涙を流すことになっています。

    天の園に咲いた花と
    五色に照る天の玉と
    なぜに会ってしまったのか
    ただ泣くために
    秋は終わり 冬にいたり
    春は過ぎて 夏もつきる
    涙は もう流しつくし
    なにも見えない

 映画「禁じられた遊び」では、戦争孤児の5歳の少女ポーレットが、11歳の心優しい少年ミシェルと出会います。黛玉が賈家に引き取られてきたのも5歳頃。以来、ひとつ年上の宝玉が、彼女を慰めようと心を砕きます。映画に流れていた、ナルシソ・イエペスのギターの音にのせて…。