大観園讃歌 元春貴妃

 元春貴妃は、姉妹たちに大観園の詩を作らせる前に、まず自分もひとつ、四行詩を作ってみせます。

    山辺やまべ 水辺
    あずまや めぐれば みごとな造りよ
    世界の見どころ 集めた園なら
    名づけましょう 大観園と

 貴妃本人もみとめる通り、そんなにうまい詩とは言えないでしょうね。同じ場面で黛玉が作った詩と比べると、よくわかります。でも、自分の里帰りのために、一族が立派な園を用意してくれたことへの、感謝とねぎらいの挨拶としては、まあまあなのではないでしょうか。
お妃様のお作は、「さくらさくら」の、みやびやかなメロディーにのせて、どうぞ。